ここまで心を揺さぶられるのかということばかりだった

　(JUNON取材時の)現時点では僕はまだ本編を観られてないのでどうなっているんだろうと実はめちゃめちゃドキドキしています（笑）。共同生活も初めてで緊張したんですけど、十何年来の仲の柾木玲弥と同じ部屋だったのでかなり助けられました。本当に初めましての人だとアラームの音も気をつかっちゃうので（笑）。あと２段ベッドの部屋とシングルベッド２つの部屋で、どっちがいいか、せーの！で指差したら、僕と玲弥がシングルベッドで、髙橋大翔くんと小野翔平くんが２段ベッドで、そこもぶつからなくてよかったです（笑）。

　でも、１話で玲弥がオーディションに合格して帰ってきたときは不意を突かれたというか。僕としては、まだチャンスはあるし次だ！という気持ちだったんですけど、玲弥がすごく申し訳なさそうな、不安と緊張感が入り混じったなんとも言えない顔をしてて。「どうした？」と言ったら「本当ごめん…」って手も震えてたので、ドラ恋ってこういうことなんだと思って。強烈な体験でしたね。僕は最初の２回、トミコ・クレアさんとペアでオーディションに臨んだんですけど、２回目は女性側が男性を選ぶパターンで。僕はずっと目を閉じて待ってたんですけど、最後まで残っちゃって（笑）。でもクレアさんとは「１回目のリベンジをしたいね」と話をしていたんです。

　そうしたら台本に黒塗りのエチュードの部分があったので、お互いの生い立ちを話しながら、まずはちゃんとハートを近づけるという作業をしたんです。黒塗りのところも「クレアが英語でしゃべりたかったらしゃべってもいいし、英語と日本語でデコボコかもしれないけど、お互いに本当の感情が出たらちゃんと伝わると思うから、それを信じよう」って。僕、その日はオーディションが終わったあと、いろんな感情が出てきてめちゃくちゃ泣いちゃったんです（結果は第３話をご覧ください）。たぶん顔面崩壊してます（笑）。ここまで心を揺さぶられるのか！っていうようなことが本当に多くて。僕ら８人の喜怒哀楽が全部詰まっていると思うので、ぜひ最後まで見届けていただきたいです。