ジャンルの多様性が出たアルバム

「１作目ということもあり、〝これを聴けば僕という人間がわかるよ”というアルバムにしたいと思いました。Ｒ&Ｂとダンスミュージックに特化しつつ、韓国に住んでいたことや、今までの経験を全て生かした一枚にしたかったんです。実はデビューしてから、フィジカル（実物のあるメディア）を出したことがなくて。今回はＣＤという形でファンの方に届けられるので、うれしいですね」

　収録されている曲のジャンルは、幅広い。

「そもそも音楽を聴くとき、僕自身がひとつのジャンルに絞らない人間なんです。それがいい意味で多様性としてアルバムに出ているのかなと思います。それは言語も同じで、そのとき思い浮かんだ言葉が日本語なら日本語で、英語なら英語の歌詞にする、という感じです」

　日本語・英語・韓国語を話せるトリリンガルなＮＯＡさんらしい答えだ。どんな言語も彼のやさしい声に包まれて、美しく輝き出す。

「聴きやすさは、大事にしています。〝ちょっと聴こえづらいな”とか〝この音が引っかかるな”と思ったものは、徹底的に理由を解析して処理します。自分で作詞・作曲を手がけることもそうですが、届ける人がいるからこそこだわりたいですし、微妙さを感じたものをそのまま提供したくないんです」

全貌はJUNON 4月号で♡