衝撃的な作品名からも超話題のドラマ『肝臓を奪われた妻』に出演中。最愛の人に裏切られ、復讐に燃えるヒロインと恋愛関係に…？　負の感情と縁がなさそうな戸塚さんの、知られざる（!?）一面が…！

PROFILE

戸塚純貴

とづか・じゅんき　1992年7月22日、岩手県生まれ。A型。’10年、第23回ジュノンボーイ・コンテストで理想の恋人賞を受賞。近作にドラマ『だが、情熱はある』、映画『ある閉ざされた雪の山荘で』など。NHK連続テレビ小説『虎に翼』に轟太一役で出演中。

小栗の少年っぽい部分やかわいらしいところを出して素直に演じたい

　この『JUNON』が発売されるころには、３話くらいまで放送されてるんですね。現場は和気あいあいとしてまして、撮影は順調に進んでいますよ！　…って、本当はまだこの取材のときはクランクインしておらず、主人公・優香役の伊原六花さん、その夫役の桐山漣さんと３人でお会いできたのは今日が初めてなんです（笑）。桐山さんとは13年ぶりの共演で、すごく久しぶりで。そんなに絡みのある役じゃなかったのに、僕のことを覚えてくださっていたんですよ！　びっくりしました。

　この作品で僕が演じるのは、優香が働く花屋のビルのオーナー、小栗健。曲がったことを知らない、心やさしい人で、優香にだんだんひかれていくという役です。今まで僕が演じてきたのは、どちらかというとコミカルな役が多かったし、みなさんもおもしろい役を演じている僕のほうがイメージが強いと思うんですけど、小栗はまっすぐな人で、恋愛的な要素が強くて。観ている方がキュンとなるお芝居をしないといけないんですけど、今、それがいちばん心配ですね…（笑）。優香とのやりとりから生まれるものを新鮮に受け止めて、小栗の少年っぽい部分やかわいらしいところを出して、素直に演じたいと思っています。

俳優デビューしてからずっと悔しいのは…

　復讐ではないですけど、明るくはない感情がエネルギーになるのは、なんとなくですが理解できます。僕の母は、地元の岩手でスナックをやっていて、もうお店は閉めたんですけど、今でも地元では僕より母のほうが有名なんですよ。それがすごく悔しくて。こんなに頑張っているのに、岩手にはまだ届いていないのかって…（笑）。デビュー当時から母を超えたいっていう気持ちがめっちゃありました。もちろん有名になることがすべてではないんですけど…。人と争うことは好きではないけど、今でも一番のライバルは母なんです。自分、まだまだだな…！