PROFILE

橘春軌

映画『GEMNIBUS vol.1』の『フレイル』に出演する橘春軌くん。映画の話はもちろん、陸上自衛隊の高校へ通っていた橘くんが芸能の道を目指したきっかけについてもうかがいました。

演じる役の年齢が38歳なんです…

　僕が出演する『フレイル』という作品は、2035年の近未来が舞台となるＳＦ学園ゾンビ映画です。僕が演じているのはAZUMA ICHIROという経済学者。役の年齢が38歳だったので、実年齢とのギャップをどうするのかをすごく考え、年齢の差はどうしても経験ができないので、役と同じくらいの年齢の方にいろいろお話を聞いて役作りをしました。AZUMA ICHIROは論理立ててしゃべるキャラなので、僕自身とは真逆なんですが、好奇心が強いところは似ていると思いました。僕はやったことがないことをたくさんやりたいという、好奇心で生きているタイプなので（笑）。

最後のチャンスだと思って受けたオーディション

　芸能の道を考えたのは、小・中学生ぐらいのとき。特撮作品と『アベンジャーズ』が大好きだったんです。両親に芸能の道に進んでみたいと話をしていたのですが、特にオーディションを受けることもなく、陸上自衛隊の高校に行き、自衛隊に就職し２年間北海道で勤務していました。その間に父が『TOHO NEW FACE』オーディションのチラシをくれて、「今もやりたい気持ちがあるなら受けてみたらどう？」と言ってくれて。チャンスがあるなら挑戦して、ダメだったらきっぱり諦めようと思い受けさせてもらいました。

撮影／田形千紘　取材・文／編集部　ヘアメイク／高村三花子