山崎くんが臨む新作は、幼なじみふたりの追憶の旅を描くミュージカル。友情や人生など山崎くんの「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」は？

PROFILE

山崎大輝

やまざき・たいき　1995年10月3日、静岡県生まれ。B 型。第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで審査員特別賞を受賞。2011年に俳優デビュー。出演作にドラマ『宇宙戦隊キュウレンジャー』、舞台「劇団『ドラマティカ』」『ピアフ』『池袋ウエストゲートパーク THE STAGE』『賭博黙示録カイジ』、ミュージカル『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』『スリル・ミー』『ザ・ミュージック・マン』『チェーザレ破壊の創造者』などがある。

ふたりの唯一無二の関係がうらやましくなりました

僕が演じるアルヴィンと小野塚勇人くん演じるトーマスの友情の物語です。アルヴィンは子どものころに「自分が死んだら弔辞を書いてくれ」とトーマスに頼むんですけど、僕にはそこまでのことを言える「親友だぜ！」という人がいないので、脚本を読んでうらやましくなりました。でも弔辞を読んでほしいとお願いする子どもって変わっていますよね。ただ、僕も昔から変わってると言われるほうで、人と違う物事の捉え方をすることが多いと自覚しているので、周りから「普通になれ」と言われるアルヴィンに共感します。友だちはいますよ！（笑）さっきも南圭介さんから「今晩、バーベキューしない？」と連絡をもらいました。２週間後とかじゃなくて「今日遊ばない？」「明日どう？」って誘ってくれるのってすごくうれしい。

20代の間に苦手な部分にもっと向き合えたら

今回は僕が29歳を迎えてから初めての作品。20代を振り返ると…正直、もっと苦労したほうがいいんだろうと思います。結局、仕事をしていると最終的に行き着くところって、自分が「キツイな」と思っている部分だと思うんですよね。30歳まで１年あるから、その間に少しでもそういう苦手な部分、避けてきたところに向き合えたらと思います。…よくなったところもありますよ！　昔はもっと頑固で、人の意見は聞きたくないタイプだったんですけど、今は言ってもらったことは一度受け止めますし、僕のために言ってくれてるんだとわかるようになりました。