主演・小笠原海さんインタビュー

Q.演じられているデュランはどんな役だと思いますか？

僕が演じるデュランは、草原の国フォルセナに傭兵として仕える若者。今作は、原作があるものですし、声優の江口拓也さんが声の担当をしていらっしゃったので、参考にはさせていただきつつもモノマネにはしたくないと思って演じています。デュランがもともと持っている性格(気が荒く、負けず嫌い)を僕なりに解釈したり、制作のみなさんと話をしたりして、新しいデュランの魅力を伝えられたらいいなと思ってお芝居しております。あらためて、デュランという人を考えると、自分の強さに誇りを持ち、父や国など尊敬するものや守りたいものに対して想いが強く、芯の通った人だと思います。

Q.初舞台、初主演の日々はどうですか？

本格的な舞台は今回が初めてなので、とにかく楽しみにしていました。やはり、舞台は生モノなので観させてもらう日よって、演者どうしの掛け合いが違ったり、声音や声の大きさが変わったりするので、そういう部分もとても魅力的だなと。『聖剣伝説３』は原作があるので本筋からズレることはないと思いますが、ここからも日によって違うものが見られるのではないかなと思います。

Q.共演者のみなさんとはどんなお話をしてますか？　

年齢層が幅広くさまざまな年代の方がいらっしゃるので、常に楽しくいろいろな話をしています。「ここの芝居をよくするためにこういう動きがしたい」といった作品に関する真面目は話もしますが、みんなで集まって和気あいあいと過ごすこともありますよ。

Q.『聖剣伝説３』の魅力はどこだと思いますか？

発売から30年が経過した今も多くの方に愛されている作品。ゲームをプレイしたことのあるみなさんにとっては自分の手を離れてキャラクター達が動き出すところは魅力なのではないかなと思っています。そして原作を基に6人が勢揃いするオリジナルストーリーなので、『聖剣伝説3』の新たな魅力を感じ取ってもらえたらうれしいです。プレイしたことのないみなさんが観劇した帰り道に、原作に興味を持ってもらえるような作品になっているかと思います。

Q.どんな日々を過ごしていますか？　

芝居は日々変わっていくものかもしれませんが、千穐楽まで最高のものをお届けし続けたいと思います。素敵なスタッフさん、キャストのみなさんに囲まれて毎日をデュランとして過ごせることが楽しいです。僕にとっては初出演、初主演の舞台になるのでしっかりと自分の代表作と胸を張って言えるよう全力で取り組みたいと思います。

Q.もしも自分がなるならば、どのキャラがいいですか？

僕はどのゲームでも、戦う系は接近戦なので、魔術師とかスナイパーは選ばないと思います。だから、デュランかな。なるなら魔法がいいけど、自分がやるなら最前線でガンガン戦いたい(笑)。

おがさわら・かい　1994年9月27日、神奈川県生まれ。

メインダンサーバックボーカルグループ超特急の２号車・カイとしても活動中。