写真協力／KAZUYUKI EBISAWA(makiura office)　取材・文／編集部

■今回のお話は、自分の家族の過去がわかるというお話だと思いますが、要人くんは親の過去を知りたいですか？

性格的に人の過去を知りたくないタイプなので思わないです(笑）。台本を読んでいて、うちの両親にここまで秘密があったらちょっと家を出たいなって思ってしまいました(笑）。

僕が知っている両親の過去は、結婚式の写真とか旅行しているときの写真を観たぐらいかな。２人とも若いからキラキラしていて、しかもお父さんがちゃんと男してるなって思いました。そして、お父さんがすごくカッコいいです(笑）。

お父さんは思っていることを言葉にするのが下手くそなんですけど、気づかないところで気を使ってくれていて、いい感じに吉澤家を回しているんです。あとは、生き方もカッコよくてバイクに乗っていたり、釣りが好きだったり。読書もお父さんの影響で、すごく憧れています。性格が僕と同じで、ひとつのことにハマってしまうとそればっかりやるんです(笑）。

僕が今ハマっていることは香水集め。香りで情景を覚えていることってありませんか？　それってすごいなって思ったのがきっかけです。あとはモヤモヤしたりしている時に好きな香りをつけるだけで少し心が軽くなるのもすごいなって。そういうことがあってから、自分の好きな香りってなんだろうって香水を探し始めたら、どハマりしてます(笑）。まだ途中ではありますが、１５個ぐらいは集まりました。集め方は、自分の好きな香りの系統がわかってきたので、SNSで検索して、出てきたものをさらに調べます。お店に行ったら気になる香りをムエットにつけてもらって、吟味します。そこから選ばれたものを実際につけさせてもらって一旦帰って、最後の香りが良かったらあらためて買いに行きます。

自宅と外でつける香りは変えていて、今のところ自宅ナンバーワンはフランキンセンスの香り、外ナンバーワンはセージの香りが強いものにしています。

ちなみに、友だちとか、もし恋人がこの先できたとしても過去は知らなくていいです。知ったことで何かが変わってしまうかもしれないことが怖いから(笑）。

■大学卒業とともに結婚するというお話ですが、憧れの結婚式はありますか？

外国で結婚式をあげたいですね。プロポーズはニューヨークで、フラッシュモブをやりたいっていう憧れがあります(笑）。ブロードウェイの俳優さんたちに協力してもらって。え、ぜいたくですか？　でも憧れですもんね？(笑)　僕らはレストランの外のテラス席に座っていて、俳優さんたちは隠れていて。急にライオンキングの『サークル・オブ・ライフ』が流れ出して、隠れていた俳優さんたちが次々と現れて歌い出すんです。でも、自分たちのことだと気づかなくて楽しんでいると、いつの間にかだんだん僕らの席の周りを囲んできて、「え、なに？」ってなったところでプロポーズするというのが憧れです(笑）。新婚生活は普通のことで幸せを感じられたらいいですね。その生活の中で、「あれ？　もしかしたらすごい過去を持っているかもしれない」って思ったら、とりあえず周りから調べます(笑）。

■５月１８日(水)から幕が開きますので、最後にメッセージをお願いします！

まずは人生初舞台の姿をぜひ観ていただきたいなという気持ちはあります。緊張や不安があるなかで、周りの方々に支えてもらいながら一生懸命演じて、いい舞台を作り上げる一因になれるように頑張りたいと思うので、お時間ある方はぜひチェックしてください！　そして、僕のお芝居を観て下さったみなさんが印象に残ったことなど感想をぜひ教えて欲しいなって思います。