【三浦大知】NHK連続テレビ小説の主題歌を担当! 「祖母からもらった光をテーマに」ツアーに関する秘話も

【三浦大知】NHK連続テレビ小説の主題歌を担当! 「祖母からもらった光をテーマに」ツアーに関する秘話も

三浦大知さんの最新シングル『燦燦』は、連続テレビ小説『ちむどんどん』の主題歌。

透き通った歌声は、光がさんさんと降り注いでくるかのよう。

楽曲についてと、公演中のツアーに関してお話を聞きました!

PROFILE

三浦大知

みうら・だいち 1987年8月24日、沖縄県生まれ。AB型。’97年、Folderのメンバーとして9歳でアーティストデビュー。’04年、三浦大知として復活ライブを開催、’05年にソロデビュー。パフォーマンスのレベルの高さには定評がある。’14年から’17年まで『MTV VMAJ』の“ベストR&B賞”を連続受賞。’17年、『NHK紅白歌合戦』に初出場。

祖母からもらった光をテーマに書き上げた曲

『燦燦』は、「NHKの朝ドラの主題歌を作ってほしい」というオファーをいただき、制作した楽曲です。多くの方に愛されてきた歴史あるドラマで、自分の音楽を流していただけるのは本当に光栄なこと。プロットを途中まで読んで歌詞の第一稿を提出したところ、番組スタッフさんに「この作品はドラマが終わっても残る曲ですから、もっとご自身の言葉で書いていいですよ」と言っていただいたんです。そこからはプロットを読まずに制作しました。

もっとパーソナルな気持ちを込めてもいいのかな…と思い、自分にとっての〝家族の光〟をあらためて考えたところ、思い出したのが昨年他界した祖母。ずっと応援してくれていたし、自分より自分を信じてくれた人です。祖母からもらった光をテーマに、手紙みたいな気持ちで書こう、と詞を作り上げました。

『燦燦』というタイトルは、〝家族の光〟というテーマから出てきた言葉。家族から受ける光は、見えづらいところにあるんじゃないかなって。連絡をあまり取っていなくても、親や祖父母は自分を背後から見守ってくれている気がするんです。家族からもらう愛は背中に受けていて、自分自身の見ている世界を後ろから照らしてくれる。背中に降り注ぐ光を表現できる言葉はないかなと思い巡らせ、浮かんだのが『燦燦』です。実は祖母のいちばん好きな曲が美空ひばりさんの『愛燦燦』だったので、そこからもいただいています。

取材・文/篠崎美緒

ライブの醍醐味は空間を共有できること

『ちむどんどん』は、沖縄の料理に夢をかけたヒロインの物語。僕も沖縄出身で、好きな沖縄料理はたくさんありますが、思い入れが強いのは〝ポーポー〟というお菓子です。平たく言えば黒糖クレープなんですが、サーターアンダギーと同じくらい有名になってほしい(笑)。友だちが遊びにくると親がポーポーを焼いてくれて、みんなで食べる時間が好きでした。生地がモチモチしていて、すごくおいしいんですよ。

現在、僕は全国ツアーの最中なのですが、各地でおいしいものを楽しみたかったなぁ。感染対策を徹底しているので、食事はいつもお弁当。コロナ禍になる前は、とくに北海道の食が楽しみで。ラーメンやラムしゃぶに行っていた記憶があります。

今回のツアーは、’19年にコロナ禍で無期限延期になってしまっていたツアーの再開催です。だからタイトルに〝2019-2022〟と入っています。3月から再開しましたが、どの会場でもみなさんが「待っていたよ」という空気で迎え入れてくれるんです。とてもうれしいですし、各公演をひとつひとつていねいにやっていきたいなと思っています。

ライブの醍醐味は、空間を共有できること。音は空気が振動することで伝わります。震えた空気で伝わる儚い瞬間を共有する尊さを、あらためて感じますね。声の出せない状況でも、ライブを楽しんでくださっていることはみなさんの目から伝わってきます。状況が許すようでしたら、ぜひ会場へ遊びに来てください。

29thシングル『燦燦』6月8日発売

通算29枚目のシングルは、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の主題歌。“家族の光”をテーマに作詞をした、物語とみんなの心にそっと寄り添うバラードです。イントロのピアノとチェロの音から、やさしく三浦さんが作り上げる世界へといざなってくれます。愛にあふれた一曲で、心を満たされて。

『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』開催中!

詳細はこちら

6月1日・6月2日 広島

6月7日 宮城

6月8日 岩手

6月13日・6月14日 大阪

6月20日・6月21日 京都

6月29日・6月30日 東京

7月6日 青森

7月7日 秋田

7月14日 香川

7月15日 愛媛

7月20日・7月21日 静岡

7月25日・7月26日 北海道

インタビューの全貌は、発売中の7月号から♡

JUNON(ジュノン) 2022年 07月号

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