初の悪役で「こういう役もできるんだ」と思わせたい

　エネドラ役に決まったと連絡を受けたときは、男性マネージャーさんと握手して抱き合いました(笑)。一方で「僕がこの役をやるんだ…！」とめちゃくちゃ驚いた覚えがあります。こういう役を演じたことがなかったので。僕から見たエネドラは〝ザ・悪役〟。傍若無人だし、口が悪いし。でもなんとなく背景を感じるキャラクターなので、うまく深掘りしていきたいなと思っています。

　前作の『ワールドトリガー the Stage』も観ましたが、原作に忠実だし、キャストさんもキャラクターそのまんま！　びっくりするレベルです。一方で舞台ならではの演出もすごくて、漫画やアニメとは違った別のおもしろさがあり、本当に楽しめるエンターテインメントでした。

　演じるのは初めてとなる悪役、実は子どものころから好きなんです。『アンパンマン』でも、ばいきんまんが好きだったし。中二心をくすぐるというか(笑)、カッコよく見えちゃうんですよ。だからエネドラを演じるのは、すごく楽しみ。しかも前作で感動したあの世界観に自分自身が入れるなんて、光栄です。今回のエネドラで、観てくださった方に「こういう役もできるんだ」と思ってもらえるよう、頑張らなきゃ。