―気仙沼のいいところはどんなところですか？

「航基くんとも散歩したんですけど、ひとりで散策することも多くて。その時に見つけたマグロ丼屋さんに、週３回ぐらいひとりで行きました。めちゃくちゃ美味しかったですね。シンプルなマグロ丼なんですけど、海の近い街なので魚が本当においしくて。そのお店でも感じたんですけど、とにかく人柄があたたかいなって。ロケの時も、気仙沼の方がエキストラとして出演してくださったんですけど。その時は、撮影も序盤だったし、放送も始まってなかったんですけど、楽しみにしてます。頑張ってください！って言葉をいただいたりして、本当に嬉しかったです。そんなあたたかい気仙沼は、俳優髙田としての第一歩の地になったと思っていて。今作に出演させていただいて、お芝居に対しての気持ちも変わりました。共演させていただく皆さんも大先輩ですし、その大先輩方の演技を間近で見られること、そしてその演技を放送で観ることでさらに勉強になりました。苦労したシーンは、さっき話した東京のシーンですね。張り詰めたシーンをやる時は、本番になるまで、自分と自分が演じる役との戦いというか。どうこのセリフを言おうかとか、考えましたね。三生くんと一緒に空気を変える役でもあったので、あのシーンは今思い出しても心にグッとくるところがありますね」